「一年を振り返る」
2024/12/28
年の瀬となってまいりました。
すでに仕事納めをされた企業も多いと思います。
年末、特に休み期間中というのは、一年の振り返りをするには絶好のタイミングです。
世の中の多くの人や組織は、新しい年を迎えるにあたり、
「今年は去年より良い年にしよう!」
「今年はこんなことをやってみよう!」
「売上目標は○○○円でいこう!」
「行動計画はこれでいこう!」
と、意気揚々とスタートを切られるのではないでしょうか?
ところが、目標が達成できたかどうか?やろうとしたことができたかどうか?は誰もがチェックするところですが、
意外とされていないのが「振り返り」です。
達成できたかどうか?だけではなく、「振り返り」を行うことが、個人や組織の成長を図る上ではとても重要な取り組みになってきます。
・出来たことは何か、出来なかったことは何か
・それがなぜ出来たのか、なぜ出来なかったのか
・どんな知識や能力を使えたか、使えなかったか、協力してくれたのは誰か
・もう一度やれるとしたら、どこを意識するか
・次の取り組みに活かせることはないか
など、じっくりと振り返っていきます。
個人の振り返りであれば、
・静かな時間をとり内省する
・人に問いかけてもらうことで、自分の言葉で発してみる、書いてみる
組織であれば、
・メンバー全員で振り返りを行い、各人の想いや気づきを共有する
と良いでしょう。
目標や計画は立てっぱなしにしないことが大切です。
目標に向かって努力・精進したことは、決して消えることはありませんが、そこから何かを学び、何かを得ることができる「振り返り」を行わないのは、ちょっと勿体無い気がします。
ドイツの名宰相ビスマルクの遺した有名な言葉に「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」がありますが、
裏を返せば「愚者であっても経験から学べる」と捉えることだってできます。
AJLでは歴史から学ぶことに重きを置いていますが、経験から学ぶことも強く推奨しています。
両者のバランス、それこそ陰陽統合などに見られる日本流、まさにジャパンウェイですね。
今年を振り返りながら、そんなことを感じました。
皆様にとって来年が素晴らしい年となりますように。
そして、若い世代や子どもたちに、少しでも良い社会を繋いでいけますように。
寒い日が続きますが、十分にご自愛いただき良いお年をお迎えください。
光り輝く未来を祈り、今年の元旦に撮影した一枚の写真を添えて、今年最後のブログの締めとさせていただきます。
今年も一年、多くの皆様にお支えいただき、誠に有り難うございました!