はじめまして。
一般社団法人ジャパンウェイ・リーダーシップ協会代表の小笠原です。私はコーチング・チーム開発コーチングを使った“人と組織”の成長支援に10年近く携わってきました。
ご存知の方も多いかもしれませんが、コーチングは人の力を引き出すコミュニケーション技術であり、またチーム開発コーチングは組織をチームにし、自分たちで問題解決を行い、理念を実践していく過程からチームで学ぶ、そんな支援を行う技術です。
　これまでに、多くの人と組織の成長を支援してきて確信した事は、これからの時代は「人が自己確立し、人と力を合わせてチームで仕事を進めていく」時代であるという事です。
　しかし残念ながら、これらの効果的な手法は企業や組織にはまだまだ普及・浸透しておらず、多くの職場では、相変わらずコミュニケーションやチーム連携で悩んでいる人たちが多い現状があります。
　導入が進まない理由の一つに、コーチング習得には慣れが必要なのと、カタカナ・外来語が多く咀嚼するのに時間がかかり、結果的に受講時間・期間が長く費用負担も重くなる。これらのことが普及を妨げ、実践者が増えにくいと考えています。
　またもう一つは、コーチとして、人としての在り方・生き方を学ぶにはどうすればよいのかという問題があります。
　コーチングはリーダーシップに必要不可欠なスキルと言われていますが、その技術以上に大切なことは、人としての「在り方・生き方」にあります。例えばコミュニケーションスキルの高い人がいたとして、しかしその人の言葉と行動が一致していないならば、一時は通用しても、やがては他者から信頼されなくなるでしょう。
　では、人としての在り方や生き方を学ぶにはどうすればよいのでしょうか？
　以前、海外から来たコーチングの講師の講座を受けていた時にそのヒントがありました。
「あなたたち日本人は無意識ではあるけれど、わかっていることがある。日本人の特徴として、誠実で親切な人が多い。人との和を大切にする人が多い。利己的な個人主義ではなく、人を思いやる公の精神・文化が残っている。コーチにはそのような在り方が大切である。」
そんなニュアンスの事を言われた時に、ハッと気づくことがありました。
　“在り方・生き方を学ぶヒントは足元の日本の伝統や文化・歴史にある”
日本人としてのアイデンティティを学び直して、その上にコーチング技術を身につけた時に真のリーダーシップを発揮できるのではないか？
　こうしてこの度、コーチングという欧米から来た技術と、それを支える日本的強み・美徳を学び探求する「ジャパンウェイ・リーダーシップ・コーチ養成講座」を開講する運びとなりました。必要最小限のカリキュラムで受講期間を短くし、費用も抑えた講座を用意しています。
　物資的には豊かな社会になりましたが、一方で多くの人が先行きに不安を感じている現代において、ジャパンウェイ＆コーチングを学ぶことを通じて、自己を確立し、互いに力を引き出しあい力を合わせて新時代を切り開いていく、そんな同志の皆さんと学ぶ日を心待ちにしています。